和歌山県躰道協会
競技

法形

  • 法形とは空手で言うところの「型」である。空手道の型は足技・肘技・呼吸法等によって種類が区別されているが、躰道では動功(操体の法則)に基づく体の操作による区別、制御(相剋の法則)に基づく区別、体気(呼吸の法則)に基づく呼吸法による区別によって各法形が構成されている。
  • 法形には一人で行う個人法形と、五人一組で行う団体法形と呼ばれるものがある。
  • 法形競技は、選手が正面に向かって行い、左側が赤で隣の選手とぶつからないように少し前へ出ており、右側が白で同じく少し後ろへ下がっている。審判は主審一人副審二人の三人制赤白の旗による判定で行われる。個人法形は畳のラインを出てもかまわない。
  • 団体法形競技は五人一組で行い、演技の隊形・方法・演出は任意とされる。団体法形は主審一人副審二人の各審判10.0点満点(少数第一位まで)最高30.0点の点数表示法で行われる。団体法形は法形の十大要素と調和・迫力を評価基準とされる。団体法形は畳のラインから出てはならず、一回場外に出るごとに一点減点される。
  • 法形の種類…旋・運・変・捻・転体の法形、旋・運・変・捻・転陰の法形、天・地・仁制の法形、勢・延・活命の法形、陽・陰玄の法形がある。

また、躰道の原型のものとして公相君(クーシャンクー)の型、体位の法形と呼ばれるものもある

 

実戦

  • 実戦とは空手で言うところの「組手」であり、有効・技有・一本のポイント制である。有効二回で技有一回に、技有二回で併せ技一本になる。また、同じように注意・警告・失格(退場)の反則となるルールも存在し、失格は相手側の一本勝ちとなる。また、「限角ルール」・「運足20秒ルール」というものがあるが、素人目には何故そういう状況になっているのか全く分からない。
  • 実戦には個人実戦と五人一組の団体実戦がある。
  • 団体実戦では一人一人1〜5の番号を選択し、1・旋運、2運変、3・変捻、4・捻転、5・転旋、の各技でポイントを取ると、本来与えられるポイントよりも高い評価がもらえる(例えば、1番を選択した選手が「旋体の突き」で相手を制し、その攻撃が「技有」程度の極め技であったとしても「一本」の判定になる)。勝ち数の多いチームが当然勝利になるが引き分けにより勝ち数が同数の場合は、一本勝ちの多いチームが勝利チームとなる。一本勝ちも同数の場合は代表者による決定戦を行う。代表決定戦を行っても決まらない場合は、審判の合議で延長戦を、さらに決まらない場合合議により再延長戦または試合内容による判定で決定される。

 

 展開

展開競技とは躰道独自の競技であろう。主役とされる人間一人に対し、五人の脇役とされる人間が一斉に襲い掛かるものであり、主役は25〜30秒以内で脇役全員を倒さなければならない、実戦的要素と法形的要素の織り交ぜられた競技である。展開は各チームが任意に創作した実技を応用展開して競技する。脇役には背番号が与えられており、1・旋、2・運、3・変、4・捻、5・転の各技を主体にし、主役は五人の脇役の実技に対し任意の実技で応戦処理する。脇役が各番号主体の技(操体)以外の技を出すことは任意であるが、主役に対する極め技(死に際)は必ず各主体番号の技を出さなければならなず、また、それまでに最低2回主体番号の技を出さなければならない。主役がどの番号の脇役をどんな技で倒すかは自由であるが、しっかり極まらないと評価が落ちる。競技の判定は実技の内容・効果・間合・調和を基準として行われ、主役脇役各人に一人ずつ計六名の審判が付く。判定は点数表示法で、主審(主役並びに展開内容等全体の点数評価)が20.0点(少数第一位まで)、各副審(各脇役の点数評価)が10.0点(少数第一位まで)ずつ、主審副審計70.0点満点で競技内容が評価される。時間超過不足、場外に出る(死に際は除く)、技数不足、極め技間違い等の場合は合計点数から躰道競技規定に定められている点数が引かれる。